映画 ヒーリングっどプリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!! を観た話
CPC(クレイジー・サイコ・クラブ)首謀者のCamille☆です。
以前に外部ブログの方に書いていたものを少し書き足しをしまして、こちらのサイトにリメイクしました。
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映画 ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!
このころ、上がっているプリキュア熱に応えるため、初日に観に言ってきた。
当初、イマイチ乗り気では無かった「ヒーリングッどプリキュア」も、中盤以降「キュアアース」が加入したことにより
最終回まで毎週楽しむことができたわけだ。
本来は秋に公開されるはずだったこの映画も、新型コロナの影響で春に延期になったわけなのだが
3/20に公開されたので、「Hugっとプリキュア」以来、久しぶりに劇場に鑑賞に行ってきたぞ。
ネタバレも含むから、気になる人は引き返してほしい。
結論から言おう。
コレは抒情酌量の余地を残しつつも、酷い映画だったな。
色々と言いたいことはあるが、国立競技場のシーンいるかい?
ハッキリ言って、あのシーンの時間分本編に尺割いてやれよと、つくづく思うわな。
あと、プリキュア5。
なんだあの使い方は?カプセル怪獣か?
本編でストーリーにそこまで絡まないんだったら、最終版の局面だけにスポット参戦した方が盛り上がったし、面白かったと思うぞ。
あと、冒頭でカグヤがのどかに見た「凄い夢のつぼみ」が全く活かされていない。
敵のエゴエゴも、ドリームの方に同様の「凄い夢のつぼみ」見出してるし、その辺が上手くいってないのよな。
せめて、「凄い夢のつぼみ」を利用するためにのどかが捕まる。カグヤが離反するみたいな展開の方が、ヒープリ映画としての構成として良かったと思うよ。
そして、プリキュア5やら国立競技場やらで無駄に尺取ったせいで上手く深堀りされなかったのだが、従来のプリキュア映画だともっとしっかり感動的に描かれていたであろう「カグヤ親子の物語」がなんか雑なんだよ。
「のどか親子の物語」も対比的に描きたかったんだろうけど、全く描けてない。
のどかのお母さんが、本編通してただ、「保護者として引率しにきた」だけにしか見えない。
東映マーク直後の、のどかが見た「夢」とお母さんとの思い出も、何の効果も無いんだよ。
おそらくは、普段TVシリーズを観ていないお父さんが、「この子は昔、体が弱くて入院していたんだな」という判断材料にしかなっていない。
そして、"のどかが過去に入院していた"設定は本編中に全く生きてこないので非常にもったいない。
だが、これだけは言っておきたい。
色々と騒動が起きた後、ゴジラでも暴れたのか?ってくらい滅茶苦茶になった東京の廃墟での「生きてるって感じ」のセリフは非常に感動的なので、いい話を見たな!と言う気持ちにはなれる。
エンドロールの余韻の間に、少し映画の内容を反芻していると、少しイラっとしなくもないが・・・(レモネードのセリフって何か印象に残ったかな?とか・・・)
しかし、安心してほしい。
本編の余韻をじっくり味わう暇もなく、トロピカル~ジュプリキュアの短編が始まるのだ。
ストーリーはこうだ!
トロプリ宛に、ヒープリから「ダンス大会始めるから、あと3分で海越えて島まで来い!」というスパルタな手紙。
先輩からの無茶振りに、過去最高難易度のプリキュア春の新人研修が始まるのである。
これが酷い。
おそらくは、ヒーリングっどの先輩方からの依頼で動いたと思われる、悪者の皆さんにより飛行機で送迎されるのだが、
はるか上空での乗車拒否。
生身の中学生を上空4000mくらいに放り出すのである。
この時点で春の新人研修は始まっているのだ。
高空からパラシュート無しで捨てられるだけでも大概だが、目的地の島へもまだ遠い。
更に、島へ近づこうにも移動砲台のような怪獣が、板野サーカスばりにミサイルをぶち込んでくる鬼畜仕様。
地獄の遠泳を終え、このモン=サン=パルフェ(聖なる完璧の山)にたどり着いたとき、新人研修は終わるのだ。
この、本編終了後、わずかな時間にぶち込まれる
最高にバカな短編のおかげで、本編の余韻を味わうまでもなく春のプリキュア映画体験は終わり、秋のトロピカル~ジュプリキュアの映画が楽しみで仕方なくなるのである。
まぁ、その期待は、儚くも雪の中の幻となってしまったわけですが...